本当のベテランとは?

 看護の仕事を続けていくうちに、ベテランと言われるくらいに長い勤続年数となった看護師がおられるでしょう。その看護師は、せっかく今まで同じ病院で長く勤めてきたのだから、定年退職まで働こうとすることが考えられて、退職をもって看護師として働いてきた集大成を迎えようとするのではないかと思うのです。勤続年数が長いことで、一人の看護師としての誇りを象徴するものだと考えている看護師がいると思い、勤続年数を重ねるごとに看護師としての質が向上していくような感覚を抱くことは珍しいことではないと思うのです。
 長年、同じ病院に勤務をして、勤続年数が病院内で一位、二位を争うくらいに長いのに、看護師として十分な働きができずに落ち込んでいる方がいるかもしれません。あとから入ってきた後輩に追い越されるたびに、看護師として不甲斐ない気持ちになっていくのは無理もないことです。言い換えれば、鑑となる看護師の条件は、必ずしも長い勤続年数とは限らないことを証明していると言えて、後輩が、勤続年数が長いだけの看護師を反面教師と位置づけていき、後輩は、勤続年数が短くても立派な看護師になってみせるぞ!という意識を奮い立たせていくことが考えられるのです。
 入職して間もないため、勤続年数と言えるくらいの勤続年数を経ていない看護師は、「ここの病院で私の看護師としての日常が始まるんだわ。挫けずに看護の仕事をして、長く勤められるようにしよう」という抱負を抱くのではないかと思うのです。本当の ベテランとは、勤続年数だけではないのでしょう。

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